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四軒目    五蔵六富

 

住所       滋賀県守山市勝部1-16-4-101


電話番号    077-583-7029


席数       22


定休日     日曜日


          守山駅から243m 



 店の外観。

 特別に目立つ外観ではないが、周囲の店が開店してかなりの年数を重ねているので、目新しさを感じる造りに見えます。ちなみにこの対面の建物の三階には、私の行き付けのバーがあります。思想的に偏った話をしていたらそれはきっと私でしょう。間違いない。





 店内の様子。

 何時も通り、周囲の客に迷惑をかけないように店内の一部だけを撮影させていただきました。若者にも居心地がいいような造りで、カップルっぽい人もいれば、町内会の御婦人方みたいな人たちもいます。私が紹介する店の中では比較的入り易いかと。





 つきだし。

 最初に出てくるので、ビールをいただいて食べていましたが、特に個性を感じたのは、一番右端の豆腐で、醤油を使わず、元々、降り掛けられている塩で食べるのですが、これが悪くない。いや、実は私、豆腐ってあまり好きではないのですが、これはいけました。





 刺身たち。

 別段、変わった品揃えではなく、仕入れ次第で内容は変わるらしいです。行くのが遅いと、仕入れ量次第では品切れになるかも。実際、私が行った時も、何種 類かは品切れ状態でした。最後の写真のさわらの刺身だけが、滋賀では珍しいと感じましたが、一人でこれを箸で突くのは悲しいと感じます。刺身は複数人で食 べるのが楽しいです。ちなみにさわらは捌き方が悪いとすぐに変色するらしいので腕が表面化しやすいかもしれません。





 鳥の天婦羅。

 これは変り種です。から揚げはそこらじゅうで見ますが、天婦羅は少ないです。天つゆとタルタルソースがあるそうですが、これは前者で、大根おろしと一緒 に食べます。これを食べる事には、焼酎二杯目でしたが、意外と淡白でその味を邪魔しません。あまりにも美味しく、大根おろしが直ぐになくなってしまうのが 残念ですが、思いのほかボリュームがあるので、頼まれるならば早い方がいいと思います。





 鳥のたたき。

 これも、滋賀ではあまり見かけないですね。京都なら結構見ますが、あちらに行くとどうせなので鴨を食べてしまいます。これも鳥の天婦羅と同じく淡白なの ですが、添えられている葱と紅葉おろしと一緒に食べると、御酒に対抗できるだけの自己主張はしてきます。皮の部分の焦げた個所の苦みが焼酎に合う一品で す。




 帆立のかき揚げ。

 ふはは、こやつめ、やりおったわ! そう思わせるだけの一品です。塩で食べるのですが、これがまた柔らかさがあって、不思議な気分になります。帆立をか き上げにするとこうなるのだと学ばせて頂きましたが、いきなり噛むと、熱い油が滲み出て来て驚きます。狐に食べさせるともきゅもきゅ言いながら食べてくれ るに違いない。





 エシャロット

 何奴(なにやつ)! 島ラッキョの親戚みたいな感じです。何でも、中東原産で、十字軍がヨーロッパに持ち帰ったとかいわれているそうな。最初は島ラッキョ感覚で食べ ていたのですが、どうも腹が重たくなる一品で、一人で頼むのは辛いです。自己主張も激しく、焼酎にはあいませんでした。ビールかな? 





 へしこ。

 凄まじく塩辛いです。酒にはあうのですが、これって完全にオッサンの食べ物ですよね? 若い人にはまだ早いかも。後戻りができなくなる一品ですね。ちなみに、福井県にはへしこちゃんなるゆるキャラがいるそうな。無論、我らがひこニャンの前では敵ではないが。





 ユリ根の唐揚げ。

 これは以外の一言に尽きる一品ですね。ユリ根を唐揚げにしようとする発想が私にはありませんでした。食べたところ、食感はジャガイモですが、味はしっか りユリ根でした。ホクホクしていてビールにとてもあいます。私の母親が好みらしく、オバサンに受けがいいのだろうか? 周囲でも、結構な年齢の女性ばかり が集中して頼んでいた様な。






 竹の子……の何だったっけ?

 私の嫌いな香草が使われていたので、感想は勘弁してください。旬だったんだけどなぁ。竹の子は醤油と鰹節が一番です。





 ニンニク丸揚げ。

 比較的、何処でもやっている一品。大好物です。翌日に、口臭が凄まじいことになって、勤務先で人が寄り付かなくなる事があるので注意しましょう。部屋が狭いともう大変です。皆逃げる。経験者には分かる。





 メニューです。一見すると普通なものが多い様に見えますが、時折、気になるものがあるので見落とさないようにしましょう。帆立のかき揚げなど自然すぎて見逃しそうになります。





 お酒のメニュー。

 これでも一部です。でも、一番下の画像以外のメニューは置いていないモノも多いです。日本酒や焼酎も全体的な数では、多い方ではないかと。滋賀の酒が凄く紹介されていて、飲みたかったのですが、ほとんど品切れとのことでした。仕入れられないならメニューに乗せるなという話ですね。





 色々と飲みました。





 まとめ


 しかし、次に対面のバーに行く予定だったので控えめです。彼女を誘って、この店とバーを梯子するというのが黄金パターンだと思うのですが、当然のことな がら私に彼女はいません。狐っ娘じゃないと私の彼女にはなれないのです。まぁ、惨い現実は置いておくとして、確かに若者が入り易く、男が女性に良い格好を 見せるには、この位の落ち着いた店が良いかも知れませんね。逆に料亭とか懐石料理だと委縮させてしまうかも知れませんし、若い人は脂っこいものが好きなの で、刺身や野菜ばかりだと残念に思うでしょうし、少し変わったメニューで女性を驚かせつつも楽しませることができると思います。


 

 

 

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